fc2ブログ

小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

1992年・1993年・アメリカ形成外科学会誌に
私の小耳症の5論文が巻頭に載った。
解剖学的に不完全な耳しか再建出来ないタンザー[Tanzer]法から、
細部構造に至るまで完全な耳が再建出来る方法へ
手術の開発をいかに行ったのかと言う論文だった。
その後世界の反響はすざましく
何年経ってもリプリントの要望が絶えなかった。
それに答える郵送代金だけでも膨大となった。
その数多くの手紙の中に
Tanzer本人から2通も手紙が届いた。
要約すると
1通目はcongratulation[おめでとう」との内容。
2通目は76歳のTanzer本人が結婚するという内容だった。しかも新婚旅行先を日本にするかもしれないという事だった。

1959年肋軟骨移植による小耳症に対する耳再建術が
Tanzerにより報告されて以来世界中で用いられテキストとなっていた。
もちろん日本でもTanzer法だった。
それゆえに当時の私にとってTanzer氏は天上人だったのだ。

1度として会ったこともなかった人なのにだ。
夢か幻かそのTanzer氏から2通もの手紙。
しかも、「Tanzer氏本人はリタイヤーしたから
今後の世界の小耳症の治療および発展を担ってくれ。」とのこと。
43歳当時の私にとって強烈な手紙だった。
科学者としての愛情がいっぱいにこもった手紙だった。
それからの私は情熱の科学者に大きく変わった。

2通目の手紙・・・
非常に気になります。
もしかして、
小耳症手術をおこなう人は
・・・・・
・・・・
・・・
・・

2006.11.27 12:47 URL | まる #- [ 編集 ]

私が小耳症手術を指導していたダラスの病院のボスで顎顔面外科医として有名なケン・サリア医師「アメリカ」は70歳で4回結婚しています。
アメリカ形成外科学会誌の前編集長ロバート/ゴールドウイン医師[ハーバード大学教授は70歳超えてから結婚すると言うので私へ式に来てくれとの招待状が来ました。
世界的大家とよばれる人は皆
元気ですよねー。

2006.11.27 15:00 URL | サルトル #- [ 編集 ]

国際顎顔面学会の時
ケン・サリアの先生で
顔面裂の分類でテキストになっているあの有名な
フランスの形成外科医ポール・テシエは当時80歳でしたが
夕食会の時
20代の若い美しい女性の腰に手を回してニコニコ顔でしたねー。
驚きでしたよ。
だからといってむやみに真似してはいけませんよー。

2006.11.27 15:28 URL | サルトル #- [ 編集 ]

そんなエピソードがあったとは・・・・。世界を知ると、面白いですね。なんだか、自分がちっちゃ~~~い人間に感じます・・・・。
70歳を超えて、結婚・・・・・・。
励みになる・・・・・・。
・・・・。

2006.11.27 16:37 URL | カルメン #- [ 編集 ]

そのお言葉・・・
そっくり、そのまま
サルトル様にお返しします。

2006.11.27 17:56 URL | まる #- [ 編集 ]

励みになるでしょう・・・・・・。
な・なんと・
世界の大テノール歌手の
第一人者である
ルチアーノ・パバロッチは
70歳超えてから
20代の女性との間に
3歳の子供が居るんですよー。
たまげた[^;^]

2006.11.27 19:07 URL | サルトル #- [ 編集 ]

お返しいただきまして
誠にありがとうございます。[笑]
ヒルズ美容外科の
益々の発展を。

2006.11.27 20:38 URL | サルトル #- [ 編集 ]













管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
https://acrejuvenation.blog.fc2.com/tb.php/40-1492abc3