fc2ブログ

小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

本日、国際形成外科学会会長からのメールが届いた。


メキシコ人形成外科医の

フェルナンド・オルティズ・モナステリオ医師が89先週亡くなられた との事だ。


モナステリオ医師は、国際的に、顎顔面外科の分野で秀でた進歩

を成し遂げた形成外科医の一人だった。

そして世界の多くの若い形成外科医を育てた人物でもある。

かつて日本の形成外科学会においても顎顔面外科に関する招待講演を行った事がある。


つい2年前、87歳の時に、

いまだに、いかに顎顔面手術の仕事を愛し、教育することを愛し続けているか

語っていたそうだ。


世界の顎顔面領域の手術を行う形成外科医にとって、

学問的進歩の偉大な指導者の一人を亡くした。

ご冥福を祈る。


十数年前、私はモナステリオ医師主催のメキシコ形成外科学会からの招待を受け、

メキシコシティーで、小耳症のデモンストレーション手術

および小耳症に関する教育講演を行った事がある。

その際、モナステリオ医師は70代後半であったにもかかわらず

私を赤いスポーツカーに乗せて、ハイーウエーを、高速でぶっ飛ばし

前を走る他の車を次々に追い抜いて走り

恐怖におののく私を笑い飛ばしていたのを思い出す。

また、70代後半でも、テニスの達人でもあった。

彼の家は、広大で、多くの召使い達が豪華な料理を運んでくれていた。


その後もあらゆる国で主催された国際形成外科学会などで

しばしば顔を合わす機会が多かった。


いつも情熱的な人だった。














管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
https://acrejuvenation.blog.fc2.com/tb.php/4076-645a508a