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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

花粉情報をテレビで見ると、まっかっか。
その上中国からの飛来物で、
なんだか外では、呼吸をするのも恐ろしくなるようだ。

昨日もひゅうひゅうと風が鳴っていて、巻き上がる花粉が目に見えるようだ。

あの風の中、インドから来た患者のTさんは、無事に帰国できたかしら?

最近はなんだかいつも一人は外国の患者さんが入院中で、
言葉も通じないので、気の毒だが、
Tさんは人懐っこくて、完璧に日本人の患者さんたちに溶け込んでいた。

しかし今回はたった一人の入院で、
やはり一番困ったのは食事のことだと思う。

国内からの入院でも、クリニックの食事は口に合わず、
お母さんたちがせっせと好みのものを差し入れてくるのだが、
Tさんにはそれもなく、不自由だったと思われる。

もちろん
可能であればインドの料理を提供できるのだが、なかなかにむずかしい。

一番最初に入院してきた日、
肉、魚、卵などはすべてダメだというので、
昼食弁当のふたを開け、Tさんと二人で食べられるものをチェックしたら、
結局弁当箱の中に入った白米しか、残らなかった。

え、ごはんだけ?

仕方ないので、
「ソールト?」と聞いたら、

「シュガー」という。

え?  ?

よくわからないので、塩と砂糖と、ネギ油と、しょうゆと、その他もろもろ持っていったら、

弁当箱のふたを開け、
フォークで真ん中に線を引き、
片方に砂糖をかけ、
もう半分に塩をかけ、
食べちゃった・・・

日本人の私てしては、砂糖にご飯が、信じられず、
これが、異文化かあ・・・と思った次第。

家庭の主婦には経験できない貴重な経験でございました。












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