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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

1978年、HALE TOLLETH が、

HALE T. CLIN PLAST SURG, 1978, 5, 337 に記載した論文に

Artistic Anatomy, Dimensions, and Proportions of the External Ear


というタイトルで

理想の耳の形態について解説図を報告している。


つまり、「理想の耳のプロポーションの形態」を分析し、どうあるべきかを述べた論文だ。

この論文は、現在でも、

耳介再建手術を行う形成外科医にとっては必読の有名な論文となっている。


この論文で記載されている結果と、形成外科医が再建した耳介とを比較すると、

再建した耳介がどこまで正確に細部まで再建されたかが%単位で誤差が判定できる。


永田法で再建した耳介と HALE TOLLETHの理想の耳のプロポーションとを比較すると

誤差範囲は、1%か、2%以内であることが判明した。

実際の長さに換算すると、ほぼ1mm以内の誤差範囲に収まっている。













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