雨でなくてよかったです。
ドキドキの1回目小耳症説明会が、やっと終わったと思ったのに、もう2回目。
ドキドキドキの2回目小耳症説明会が、2月6日土曜日、無事終了しました。
今回は、再診の患者さんたちも、何組かおいでになりました。
院長の話を聞いたのはだいぶ前だからもう一度とか、おっしゃっていましたが、大歓迎です。
院長の永田法による小耳症手術、師長の看護からの視点での入院生活の様子など、たくさんの映像を見ながら説明させていただきました。
最後に入院中のお子さんのお母さんたちもたくさん参加して、盛り上がりました。
付添はどうしていますかなどとの質問に、経験を踏まえての答えは、有意義だったようです。
回を重ねるごとに、私も少しは慣れていかねばと思ってはいるのですが、まだまだドタバタの裏方さんでした。
※手術を行うときは、いろいろの合併症や副作用が起こることがあります。
手術中や、手術後に、当院で行われる小耳症の手術でごくまれに見られるものについて、まとめてみました。※
① (一過性の)顔面神経麻痺
入院中に、眉毛が動かないという方が、1389人中3人くらいいらっしゃいました。
手術後半年くらいたつと、動くようになってきます。
当院ではおひとりだけ、まぶたがとじないという方もいらっしゃいました。
目を開けたままでいると、角膜潰瘍になる可能性があるため、寝るときはテープでまぶたを閉じて休んでもらいました。この方も、半年くらいで、回復されています。
② 動脈、静脈の血行不良による生着不良・感染、移植軟骨の露出
小耳症の方は側頭部の動静脈の走行が正常と違っている場合がまれにあり、一部傷の治りが遅くなったりする方があります。回診の際や手術室で、簡単な処置をすることもあります。傷の感染は、当院で平成21年以降はみられません。
③ 気胸とは、肺から空気が漏れて肺が小さくなった状態です。呼吸が苦しくなります。気胸を起こした方は全部で6人。そのうち2名は経過観察だけで終わっています。その他の4名の方も適切な処置をして、退院は予定通り、元気にされています。開院してから10年たつので、小耳症の手術は昨年末までに1389件おこなわれていますから、発生率は、約0.4パーセント。250人に一人の割合です。ただこれも、最近ではあまり見られず、平成24年を最後に、気胸はおこっていません。
④ 禿げ、床ずれ
手術は体を横向けにした状態で行います。長時間手術のため、下にしたほうの頭や体に一部赤くなったり、床ずれができたりすることがあります。平成22年以降は大きな床ずれは見られなくなっています。簡単な処置で、経過を見ることが、ほとんどです。
⑤ 下肢静脈血栓症 (エコノミー症候群)
長い間動かないでいると、血の固まりができて、それが体のあちこちに飛んで悪さをするというのは、エコノミー症候群と呼ばれています。血栓が飛んだ場所によっては、大変なことになるので、当院では次のような工夫をしています。
医療用の弾性ストッキングをはいてもらう。
看護師による30分ごとの足のマッサージ。
機械によって継続的に下腿(ひざから下の足の部分)をマッサージする。
当院では、特に見られません。
⑥ 薬の副作用による、アレルギー症状。湿疹など。
おもに抗生物質による反応で、まれに湿疹が出たりすることがあります。使用中の薬の中止や変更、それに対応する処置をすることによって、対応しています。
ドキドキの1回目小耳症説明会が、やっと終わったと思ったのに、もう2回目。
ドキドキドキの2回目小耳症説明会が、2月6日土曜日、無事終了しました。
今回は、再診の患者さんたちも、何組かおいでになりました。
院長の話を聞いたのはだいぶ前だからもう一度とか、おっしゃっていましたが、大歓迎です。
院長の永田法による小耳症手術、師長の看護からの視点での入院生活の様子など、たくさんの映像を見ながら説明させていただきました。
最後に入院中のお子さんのお母さんたちもたくさん参加して、盛り上がりました。
付添はどうしていますかなどとの質問に、経験を踏まえての答えは、有意義だったようです。
回を重ねるごとに、私も少しは慣れていかねばと思ってはいるのですが、まだまだドタバタの裏方さんでした。
※手術を行うときは、いろいろの合併症や副作用が起こることがあります。
手術中や、手術後に、当院で行われる小耳症の手術でごくまれに見られるものについて、まとめてみました。※
① (一過性の)顔面神経麻痺
入院中に、眉毛が動かないという方が、1389人中3人くらいいらっしゃいました。
手術後半年くらいたつと、動くようになってきます。
当院ではおひとりだけ、まぶたがとじないという方もいらっしゃいました。
目を開けたままでいると、角膜潰瘍になる可能性があるため、寝るときはテープでまぶたを閉じて休んでもらいました。この方も、半年くらいで、回復されています。
② 動脈、静脈の血行不良による生着不良・感染、移植軟骨の露出
小耳症の方は側頭部の動静脈の走行が正常と違っている場合がまれにあり、一部傷の治りが遅くなったりする方があります。回診の際や手術室で、簡単な処置をすることもあります。傷の感染は、当院で平成21年以降はみられません。
③ 気胸とは、肺から空気が漏れて肺が小さくなった状態です。呼吸が苦しくなります。気胸を起こした方は全部で6人。そのうち2名は経過観察だけで終わっています。その他の4名の方も適切な処置をして、退院は予定通り、元気にされています。開院してから10年たつので、小耳症の手術は昨年末までに1389件おこなわれていますから、発生率は、約0.4パーセント。250人に一人の割合です。ただこれも、最近ではあまり見られず、平成24年を最後に、気胸はおこっていません。
④ 禿げ、床ずれ
手術は体を横向けにした状態で行います。長時間手術のため、下にしたほうの頭や体に一部赤くなったり、床ずれができたりすることがあります。平成22年以降は大きな床ずれは見られなくなっています。簡単な処置で、経過を見ることが、ほとんどです。
⑤ 下肢静脈血栓症 (エコノミー症候群)
長い間動かないでいると、血の固まりができて、それが体のあちこちに飛んで悪さをするというのは、エコノミー症候群と呼ばれています。血栓が飛んだ場所によっては、大変なことになるので、当院では次のような工夫をしています。
医療用の弾性ストッキングをはいてもらう。
看護師による30分ごとの足のマッサージ。
機械によって継続的に下腿(ひざから下の足の部分)をマッサージする。
当院では、特に見られません。
⑥ 薬の副作用による、アレルギー症状。湿疹など。
おもに抗生物質による反応で、まれに湿疹が出たりすることがあります。使用中の薬の中止や変更、それに対応する処置をすることによって、対応しています。
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