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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

Postoperative report on the patient operated on May 30, 2023
2023年5月30日手術症例の術後報告①【2カ月半後】

手術内容: 両耳小耳症の左側耳立て修正手術



症例は両耳の小耳症で、永田先生が耳介挙上術まで行いましたが、

高さを改善するために再挙上術を行いました。

手術は片耳ずつ行うため、まずは左耳のみの修正を行い、

術後2カ月半が経過した左耳の状態を供覧します。


※手術の様子はこちら → 『2023年5月30日手術報告』



20230530OP_術前術前横向き

20230530OP_術前斜め後ろ

20230530OP_術前耳の高さ

Preoperative condition of the ear.

手術前の状態です。

今回の手術では、以前の手術で作成された挙上用のブロックを取り出し、倒れにくいように再形成し挿入しました。

20230530OP_術後横

Immediately after surgery

手術直後

再挙上した耳はしっかり立っています。

20230530OP_術後耳の高さ比較

術前と術後の比較。高さが改善されています。

20230530OP_術後2カ月半横

20230530OP_術後2カ月半眼鏡

Two and a half months after surgery.

術後2カ月半の経過です。

耳に高さがでて、眼鏡もかけられるようになりました。



丸山成一


★入院中の様子はこちら→ 『小耳症治療の様子』

Cases presented here are to help you understand microtia surgeries. The results vary by case.
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。
  
Complications after microtia surgery:

Pneumothorax (1 out of 2000 cases), alopecia, partial necrosis of skin flap, partial exposure of costal cartilage grafted, skin graft failure due to congenital poor blood circulation of superficial temporal artery and vein, etc.

In the event such complications arise, an additional surgery may be performed to address them.

◆今回の手術の術後合併症

■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。
また軟骨の採取部位では気胸・血胸・心タンポナーデの可能性があります。

■その他の合併症
①植皮の生着不良・壊死
②感染、移植軟骨の露出
③糸やワイヤーの露出
④傷跡が目立つ
⑤薄毛・脱毛
⑥長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}
⑦長時間同じ体位による褥瘡
⑧その他、予測不可能な合併症
以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。


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