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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

最近、大型病院の倒産した話をよく聞くようになった。


国の診療点数切り下げによるものだ。


CTやMRⅠなどの高額医療機器を購入したものの、


採算などが取れなかった事態となった場合などが多い。


 


又、国がころころと保険制度を、毎年のように変えるために、


昨年までは黒字部門でも今年からは赤字と転落してしまう事がよくある。


つまり、病院は、他の産業と違って事業計画を立てることが出来にくい。


しかし日本では医者は施設を建てる時リスクを犯して借金をしている。


借金は返さなければならない。


借金時には、まじめに、きちんと働けば返していけるという計画だったから、


借金できたのだが、


国がころころ保険点数を下げたりすると、返済計画が立たなくなる。


また、医療が急激に発展していく分野では、保険点数が追いついてこないので、


採算は取れなくなる。


 


産科、小児科は、不採算部門としてすでに多くの病院から消えている。


こんな国でよいのだろうか?


未来のある子供達の医療にこそ国は財政を投じるべきだ。


 


今後、介護型ベットの30万ベットを、15万ベットまで削減する国の計画が静かに先行している。


今後は増えていく老人の行き場所がなくなるだろう。


 


逆にもっと高度な治療をする優秀な病院でも、崩壊が起こっている。


例えば国内で一番心臓移植をするような病院がだ。


藪医者がつぶれる事はよいことなのだが、その逆が起こっているのは困る。


気がつけば病気になった時には、死ねという国となる。


恐ろしい事だ。


まれな疾患ほど患者さんはダメージを受ける事になる。


 


その意味をもっとよくわかるように


具体的に例を挙げると、


 


脳腫瘍の病気の中で、10億円の機械を使えば治る病気があると科学的にわかっていても、


その県に、患者さんの数が2人ほどしか、いなければ、


一人が5億円の治療費が必要となる。


そんなお金は払えないので、


そんな部門は不採算部門として切り捨てられる。


すると、その患者さんは死ぬしかなくなる。


不採算部門だからといって切り捨てるという事がいかに恐ろしい事かわかる。


 


病院は、経済的に採算が取れなくても必要なところなのだ。


 


アメリカみたいに、日本の治療費の10倍かかる国ではすべてが成り立つ。


医者は手術だけしていればよいから生産性は高い。


包帯交換は、その他のスタッフがやる。


そのためのスタッフが雇える金額なのだ。


テープレコーダーに吹き込んでおけば、


秘書がタイプでカルテに入れてくれる。


それがアメリカのシステムだ。


 


政治家は、日本の医者は生産性が低いと言う。


アメリカの10分の一の金額と決められた手術費用では


当然日本の医者の生産性は10分の一となる。


しかも、包帯交換も医者がやらなければならない。


カルテ書きも、下手すると、看護士の仕事やそうじまでもだ。


 


そんなアメリカの制度だけを国は取り入れて、10分の1の安い金額で日本の医者に


医は仁術だからと、ただ正義感だけで働け、といっても経済的に


限界と言うものがある。


後継者を雇う費用など出る筈もない。


そうすると後継者も育たない。


 


各県に2人と言うことは


小耳症患者数に匹敵する毎年の発生率ということになる。


 


 


 













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