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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

何年か前までは、医療機関は、法律で


宣伝をしてはいけなかった。


ホームページも作ってはいけなかった。


だから、国民は医療情報を得られなかった。


 


そもそも日本では、


どの医者が治療をしても、同じ結果が得られるという前提の元に、


同じ疾患の治療なら、同じ金額と言うように、


決められている。


 


ところが医療機関により結果が異なる事に気がついた国民からの


情報開示の意見が相次いだために、チラシを作ってはいけないが


ホームページは作っても良いと言う規制緩和がなされたのが


つい数年前の話だ。


 


事実、医者が違うと、同じ疾患でも、結果がまったく異なる疾患がある。


薬を処方するだけの内科と違って、


手術が複雑で困難な治療になればなるほど、


しかも、患者発生数が少なければ少ないほど、


芸術的な才能を要する手術になればなるほど


当然、医師の実力による結果には差が大きくなる。


 


そんなことが、はっきりと国民に、あからさまとなると、


アメリカの医療システムと同じように、


医者はランキングされて、


そのランキング順に金額が違うようなシステムとならざるを得なくなる。


 


例えば、ある医者にかかると、命の助かる確率が90パーセントだが、


その他の医者にかかると10パーセントということが、国民にはっきりとわかると


どうなるのか予想がつくだろう。


こんな事はよくあることだが、国民に、こんな事がはっきりとわかると


国民皆医療制度の崩壊は目に見えるようになるので国としては困る事なのだ。


 


医者の実力があからさまとなると


同じ疾患は、どこでも、同じ金額という日本のシステムは崩壊せざるを得なくなるからだ。


 


もっとわかりやすい極端な例を挙げると。1か月以内のうちに手術をしなければ、


助からない患者さんが1000人いる、が、その、特殊で困難な手術を出来る医者が。


日本では一人だけしかいない、そして手術時間が10時間もかかる手術だとしたら、


1日1人の手術が限界となる。


すると、たとえ毎日手術しても、1ヶ月に30人しか助からない


と言うことになれば、残った患者さんのの970人は死亡する事になる。


すると、手術の順番をめぐって競売とならざるを得なくなってくる。


 


子供の心臓移植手術を受けたければ、アメリカに行き


1億円の資金が、かかることは、よく新聞に記事となっている。


 


情報開示が進めば進むほど、日本も同じようにならざるを得なくなる。


 


現在は、30分で終わる、簡単といわれている盲腸の手術、しかし、


そのままにしておけば患者さんは死亡する。


かといって、手術すれば病院は赤字となる金額しか国が払ってくれない。


すると、盲腸の患者さんを、一般開業医は


赤字でも成り立つ大学病院へと送る事になってしまう。


大学病院で盲腸の手術ばかりとなっても、大学病院としても困る事になる。


そんなわけのわからないことが起きている。


 


医療崩壊が深刻なところまで来ている。


経済大国の日本においてだ。


おかしい。













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