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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

国際学会で毎年海外に呼ばれて、行き続けているが


行く前の時と、発表の最中と、帰った時の心境が同じような経過をたどるのだ。


 


行く前にはスライド整理に必死となって、


必ずできるだけ、今まではなかったような、新たな小耳症手術を追加する事にしている。


 


追加した分、どれか最もレベルの低いものを減らす事になる。


いつ聞いても、見ても、必ず以前と変わっているようにするのが、


いつも進歩している科学者の務めだ。


 


だから行く前には必死となる。


そして、新たな画像を追加し、代わりに古い画像を消していく事で


発表自体がレベルアップを続けられる。


 


もちろんその元となるのは


日々の手術開発を、少しづつでもなし続けているからこそ、出来るのだ。


 


そして、言いたい事を、時間内に必ず終わらせるように、原稿作りをする。


どこで発表する時でも、医学用語は英語だ。


 


いつも正確に自分の言いたい事が科学的に


英語で表現出来る事が大切だ。


 


そのためには、自分だけで日本語で何時間考えても無駄だ。


必ず、ジョージさんに、英文チェックをしてもらう。


これを毎年続けている間に、特有な英語の表現が少しずつ


頭に入ってくる。


今では画像を見せると、ジョージさんと私の考えがほぼ一致している


状態なので、あっという間に原稿が完成するようになった。


 


医学英語は日常会話とは、まったく異なるので、


自分の専門とする領域の医学英語や表現を訓練すればよい。


 


むしろ、学会では、日常会話などは、まったく使わないので意味が無い。


 


発表が、終わってからも、食事をしながら、


海外の医者が、私としゃべりたい事は、小耳症手術の事なのだ。


その他の事は、招待したほうの医者にとっては、あまり重要な事ではない。


 


とにかく、行く前が大切で興奮する時だ。


最終的に予行練習をやってみて30秒早く終われるように準備している。


 


術前術後が多いほうがいい。


それも、あらゆるバリエーションを備えているほうがいい。


聴衆を退屈させないように、するほうが良いに決まっている。


 


さらに聴衆は、私が作った原稿を見るのではなく。


私がしゃべっている英語を聞いて理解するわけだから、


文章に英語特有のリズムと抑揚が出るように、


さらに聞いている人たちは、日本人ではなくて


英語が母国語の人たちが、圧倒的に多い事を考慮すべきだ。


 


発音は出来るだけネィティブにする事だ。


発音してみて、読んでみて、現地の人が聞いて、なんら違和感がないところまで


ジョージさんに、チェックしてもらっている。


最近は、それも必要がなくなった。


 


日本語と同じレベルで、英語で言葉の裏まで読める人意外は、


必ず原稿を作っていったほうが、同じ時間で、確実に数多くの画像をわかりやすく説明できる。


質問されても、ほめられた質問なのか、皮肉られた質問なのか


わからないようでは、意思が伝えられない。


だから、いつもジョージさんに、後ろにいてもらってわからないときは正確に訳してもらっている。


いつも相手の質問内容が正確に的確に把握できてこそ、


的をいた回答が出来、それが次々に別の学会へとつながるわけだ。


 


発表しているときには、だから、緊張する事がない。


質問をあらかじめ予測する事も出来るようになった。


 


そして、帰国した後は、何事もなかったかのごとく平静になっている。


 


 


 


 


 













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